カットマン [・・・・・・・]
幻のヒーロー!
カットマン参上!
この星の平和は、俺が守る!
と言うわけで、
いきなり現れたこの男は、
僕が今想像の中で作ったテキトーなキャラクターです。
今日はこのキャラクターのお話を書きたいと思います。(・_・;)
新作: 「カットマン」
~最初の冒険~
ある日、春風カットという男がコンビニから出てきた。
「最近のはさみは高いなー」「家のはさみが壊れるから悪いんだ。」
とボソボソ言いながら歩いていた。
その時!
一台のシャベルカーがギギギギと音を立てながら、
工事現場から猛スピードでコンビニに突っ込んできた。
春風はとっさに買って来たはさみをバッグから出して、
おかしな呪文を唱え始めた。
「生麦生米生玉子生麦生米生玉子生麦生米生玉子」
すると、はさみのさきからハサビ―ムが猛烈な勢いで出てきた。
ハサビームはブレーキのきかないシャベルカ―を真っ二つにしてコンビニを救った。
春風カットは皆に「無敵スーパーコンビニ王者カットマン」と呼ばれたのだった。
完
作者のお言葉:
「今テキトーに作ったこの話は、あとで漫画にさせてもらいます。」(・_・)
カットマン参上!
この星の平和は、俺が守る!
と言うわけで、
いきなり現れたこの男は、
僕が今想像の中で作ったテキトーなキャラクターです。
今日はこのキャラクターのお話を書きたいと思います。(・_・;)
新作: 「カットマン」
~最初の冒険~
ある日、春風カットという男がコンビニから出てきた。
「最近のはさみは高いなー」「家のはさみが壊れるから悪いんだ。」
とボソボソ言いながら歩いていた。
その時!
一台のシャベルカーがギギギギと音を立てながら、
工事現場から猛スピードでコンビニに突っ込んできた。
春風はとっさに買って来たはさみをバッグから出して、
おかしな呪文を唱え始めた。
「生麦生米生玉子生麦生米生玉子生麦生米生玉子」
すると、はさみのさきからハサビ―ムが猛烈な勢いで出てきた。
ハサビームはブレーキのきかないシャベルカ―を真っ二つにしてコンビニを救った。
春風カットは皆に「無敵スーパーコンビニ王者カットマン」と呼ばれたのだった。
完
作者のお言葉:
「今テキトーに作ったこの話は、あとで漫画にさせてもらいます。」(・_・)
書いた。 [・・・・・・・]
注意
「こんにちは」と「きょうは」を漢字で書くとどちらも同じ「今日は」なので、気をつけましょう。
ブログは面白い物があったら書くのですが、
ネタがなかったら何時もほったらかしになっています。
そんなブログがかわいそうなのでちょっとだけ書くことにしました。
わぁー緊張するなー。
あまり書いてないから何か変わってるだろうなー。
と思ってログインしてみたところ、何も変わっていませんでした。
セーフ・・・(*^。^*)
完
「こんにちは」と「きょうは」を漢字で書くとどちらも同じ「今日は」なので、気をつけましょう。
ブログは面白い物があったら書くのですが、
ネタがなかったら何時もほったらかしになっています。
そんなブログがかわいそうなのでちょっとだけ書くことにしました。
わぁー緊張するなー。
あまり書いてないから何か変わってるだろうなー。
と思ってログインしてみたところ、何も変わっていませんでした。
セーフ・・・(*^。^*)
完
夏は去った。 [・・・・・・・]
は~るがき~た ♪
は~るがき~た ♪
と思ったらさっちゃったー♪↓
あーきがくーる ♪
あーきがきーた!♪
と思ったら冬だったー♪↑
グッバイなーつ♪
グッバイなーつ♪
かーなーしーいーなー♪↑
作詞:僕 作曲:自然
ヽ(^o^)丿完
は~るがき~た ♪
と思ったらさっちゃったー♪↓
あーきがくーる ♪
あーきがきーた!♪
と思ったら冬だったー♪↑
グッバイなーつ♪
グッバイなーつ♪
かーなーしーいーなー♪↑
作詞:僕 作曲:自然
ヽ(^o^)丿完
家具屋姫 [・・・・・・・]
気持ちを変えて、今日は「ぱたーと風」昔話をひさしぶりに書きます。(^o^)丿
新作: (-.-)家具屋姫(-.-) 「from:かぐや姫・竹取物語」
今時、家具はだいたいデパートに売ってるけれど、昔は大変だったのです。(・へ・)
山のどこかに立ってるちっぽけな店に、おじいさんとおばあさんが住んでおりまして、
おじいさんが取って来る竹で作る家具は町で売ると、毎日全部売れました。
どうやら、その竹が良いらしく皆はその竹を「スペシャル竹」短くして「スペ竹」と呼んでいました。
ある日、その店の前に円盤が墜落して、中からお財布を持った女性が出て来ました。
その女性は、「これ買うのに私の全財産の半分も使ったのに今度は修理代まで・・・」と言うのでおじいさんは、
「安心せな、家の竹を使ったら直ぐに動くようになるわい。」と言いました。
すると、女は「あんた誰や?」と聞くので、おじいさんは思わず「無限ウルトラス―パーじじいや!覚えとけ!」
と言ってしまいました。
その後、 じいさんは円盤を直してあげたのですが、女性は「ついでに地球買っちゃおうかな~」と言うので、
じいさんは温かく「家に帰ってこの本でも読みなさい」と言って世界の偉い人の本を女にわたしました。
そして、じいさんは完
新作: (-.-)家具屋姫(-.-) 「from:かぐや姫・竹取物語」
今時、家具はだいたいデパートに売ってるけれど、昔は大変だったのです。(・へ・)
山のどこかに立ってるちっぽけな店に、おじいさんとおばあさんが住んでおりまして、
おじいさんが取って来る竹で作る家具は町で売ると、毎日全部売れました。
どうやら、その竹が良いらしく皆はその竹を「スペシャル竹」短くして「スペ竹」と呼んでいました。
ある日、その店の前に円盤が墜落して、中からお財布を持った女性が出て来ました。
その女性は、「これ買うのに私の全財産の半分も使ったのに今度は修理代まで・・・」と言うのでおじいさんは、
「安心せな、家の竹を使ったら直ぐに動くようになるわい。」と言いました。
すると、女は「あんた誰や?」と聞くので、おじいさんは思わず「無限ウルトラス―パーじじいや!覚えとけ!」
と言ってしまいました。
その後、 じいさんは円盤を直してあげたのですが、女性は「ついでに地球買っちゃおうかな~」と言うので、
じいさんは温かく「家に帰ってこの本でも読みなさい」と言って世界の偉い人の本を女にわたしました。
そして、じいさんは完
我思うゆえに、我あり [・・・・・・・]
今日、テキトーに哲学って面白いな~っと思いました。
「我思うゆえに、我あり」ってものすごく (・_・) と思いました。
(・_・) 我=自分を
(・_・) 思う=想像する「imagine」
(・_・) ゆえ=だから「から」
(・_・) 我=自分が
(・_・) あり=いる
現代ふうに言うと「自分を想像するから、自分がいる」って意味と同じですね。
最初はその言葉をくるってるな~と思いますけど、なれて来るとだんだん普通だな~と思います。
(/ロ゜)/完\(゜ロ\)
「我思うゆえに、我あり」ってものすごく (・_・) と思いました。
(・_・) 我=自分を
(・_・) 思う=想像する「imagine」
(・_・) ゆえ=だから「から」
(・_・) 我=自分が
(・_・) あり=いる
現代ふうに言うと「自分を想像するから、自分がいる」って意味と同じですね。
最初はその言葉をくるってるな~と思いますけど、なれて来るとだんだん普通だな~と思います。
(/ロ゜)/完\(゜ロ\)
そして休みは去った。 [・・・・・・・]
ハロー皆さん。
夏休みには皆さんは何をしていましたか?
僕は日本に行って何か色々「ヤリマシタ・・・」 (・_・)
日本内でたくさん、食べた。
「タクさん、タベ太」 (・_・)
(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)
(^o^)/ ←タクさん、タベ太→ (^o^)/
シャイニングビーム→ (・_・)/~~~ (=_=)
そして、飛行機の中でずっと座っていたので腰がこりました。
タンタンはカラブジャン号の中でずっと座ってたのにどうして活発に動けたのだろう・・・
ま、そんな事はテキトーで良いけど、帰ったと言うわけだよドざえもん! 「ド、ドざえもん!?」
ドざえも~ん!
のり太く~ん!
完
夏休みには皆さんは何をしていましたか?
僕は日本に行って何か色々「ヤリマシタ・・・」 (・_・)
日本内でたくさん、食べた。
「タクさん、タベ太」 (・_・)
(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)(・_・)
(^o^)/ ←タクさん、タベ太→ (^o^)/
シャイニングビーム→ (・_・)/~~~ (=_=)
そして、飛行機の中でずっと座っていたので腰がこりました。
タンタンはカラブジャン号の中でずっと座ってたのにどうして活発に動けたのだろう・・・
ま、そんな事はテキトーで良いけど、帰ったと言うわけだよドざえもん! 「ド、ドざえもん!?」
ドざえも~ん!
のり太く~ん!
完
ぶんぶく爆弾 [・・・・・・・]
新作: 「ぶんぶく爆弾」
毎日和尚さんはお経をとなえながらぶつぶつひとりごとを言っています。
「まったく、最近の若者はけしからん。」
「寺の前にタバコをすてて行くやつがふえておる。」と、こんな調子でいつも怒っている和尚さんは
皆にきらわれていました。
ある夜、和尚さんが寝ている間に寺の窓から爆弾が投げ込まれたものの、
幸い和尚さんのいびきで火が消えて大惨事に及ばなかったのでした。
その後、目が覚めた和尚さんはその爆弾を使って虫たいじをしようと思ったのです。(=_=)(=_=)(=_=)
庭に出た和尚はその爆弾に火を付けました。
すると「ドッカーン!!」ではなく、爆弾が「熱い!」と悲鳴をあげました。
和尚が3分爆弾をデンシレンジでチンしたところ・・・
中から爆弾のひなが生まれました。
完
毎日和尚さんはお経をとなえながらぶつぶつひとりごとを言っています。
「まったく、最近の若者はけしからん。」
「寺の前にタバコをすてて行くやつがふえておる。」と、こんな調子でいつも怒っている和尚さんは
皆にきらわれていました。
ある夜、和尚さんが寝ている間に寺の窓から爆弾が投げ込まれたものの、
幸い和尚さんのいびきで火が消えて大惨事に及ばなかったのでした。
その後、目が覚めた和尚さんはその爆弾を使って虫たいじをしようと思ったのです。(=_=)(=_=)(=_=)
庭に出た和尚はその爆弾に火を付けました。
すると「ドッカーン!!」ではなく、爆弾が「熱い!」と悲鳴をあげました。
和尚が3分爆弾をデンシレンジでチンしたところ・・・
中から爆弾のひなが生まれました。
完
頭切魚。 [・・・・・・・]
新作: 頭切魚「From:舌切雀」
ある日、おじいさんが海で魚を釣っていたら、大物が釣れたので、
おじいさんはよろこんで走って帰りました。
おばあさんが家にやっと帰って来たおじいさんが持っている魚を見ると、
おばあさんは「早く煮て食べましょうや」、と言ってすぐに料理のしたくを始めました。
それを聞いたおじいさんは 「この魚は、この年で初めて釣れた大物だっぺ。」
「この魚は大事に取っとくだ。」 と言うのでおばあさんは怒って、
おじいさんの手から魚を取り、頭を切ってそれを鍋にブチ込みました。
実際の写真↴
↓
↓
↓
↓
↓
↓
わしの魚が~っ!!!
・・・・・・・・・・
あまりのショックで、おじいさんは>>完
ある日、おじいさんが海で魚を釣っていたら、大物が釣れたので、
おじいさんはよろこんで走って帰りました。
おばあさんが家にやっと帰って来たおじいさんが持っている魚を見ると、
おばあさんは「早く煮て食べましょうや」、と言ってすぐに料理のしたくを始めました。
それを聞いたおじいさんは 「この魚は、この年で初めて釣れた大物だっぺ。」
「この魚は大事に取っとくだ。」 と言うのでおばあさんは怒って、
おじいさんの手から魚を取り、頭を切ってそれを鍋にブチ込みました。
実際の写真↴
↓
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↓
↓
↓
わしの魚が~っ!!!
・・・・・・・・・・
あまりのショックで、おじいさんは>>完
鼻からじいさん✿ [・・・・・・・]
新作: 「鼻からじいさん」
昔、ある山里におじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんが家の前で小さな畑を耕していました。
すると、となりの意地悪じいさんの怒鳴り声が聞こえました。
おじいさんはその音にびっくりして山に芝刈りに行きました。
おじいさんが芝を刈っていると、間違えて犬のしっぽを切ってしまいました。
犬は腹が立って、おじいさんを飲みこみました。
おばあさんがおじいさんを探していると、かわいい犬を見付けたので飼う事にしました。
その晩、犬が寝た後、おばあさんが「お~お~お~」という音を聞いたので、
何事かと犬の寝ている方へ走って行きました。
周りを見回しても誰もいないので、おばあさんは気にしませんでした。
ついでに、おばあさんが犬の鼻を見ると、なんと鼻ちょうちんの代わりにおじいさんが、
出たり入ったりしているではありませんか!(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
完
昔、ある山里におじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日、おじいさんが家の前で小さな畑を耕していました。
すると、となりの意地悪じいさんの怒鳴り声が聞こえました。
おじいさんはその音にびっくりして山に芝刈りに行きました。
おじいさんが芝を刈っていると、間違えて犬のしっぽを切ってしまいました。
犬は腹が立って、おじいさんを飲みこみました。
おばあさんがおじいさんを探していると、かわいい犬を見付けたので飼う事にしました。
その晩、犬が寝た後、おばあさんが「お~お~お~」という音を聞いたので、
何事かと犬の寝ている方へ走って行きました。
周りを見回しても誰もいないので、おばあさんは気にしませんでした。
ついでに、おばあさんが犬の鼻を見ると、なんと鼻ちょうちんの代わりにおじいさんが、
出たり入ったりしているではありませんか!(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
完
狼料理店 [・・・・・・・]
新作: 質問の多い料理店
二人の若い紳士がすっかりイギリスの兵隊の形をして、ぴかぴかする鉄砲をかついで
白熊のような犬を二匹つれてだいぶ山奥の、木の葉のかさかさした所をこんな事を言いながら、
歩いておりました。
「つかれた・・・」(T_T)
「家に戻ってトマトスパゲッティー食べたい。」(^o^)丿
それはだいぶの山奥でした。
案内してきた専門の鉄砲打ちも、ちょっとまごついて、どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。
それに、あんまり山がものすごいので、その白熊のような犬が、二匹一緒に目まいをおこして、
しばらくうなって、それからあわをはいて死んでしまいました。
「実に僕は、二千四百円の損害だ。」と一人の紳士がその犬のまぶたを、ちょっと返して見て言いました。
「僕は二千八百円の損害だ。」と、もう一人がくやしそうに、頭をまげて言いました。
「僕はもう戻ろうと思う。」 「さあ、僕もちょうど寒くはなったし腹は空いて来たし戻ろうと思う。」
「そいじゃ、これで切り上げよう。なあに帰りがけに、昨日の宿屋で、山鳥を十円も買って帰ればいい。」
「兎も出ていたねえ。そうすればけっきょくおんなじこった。では帰ろうじゃないか。」
ところがどうもこまったことは、どっちへ行けば戻れるのか、一こうけんとうが付かなくなっていました。
「どうも腹がすいた。さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。」
「僕もそうだ。もうあんまり歩きたくないな。」
「歩きたくないよ。ああこまったなあ、何か食べたいなあ。」
「食べたいもんだなあ。」
二人の紳士は、こんな事を言いました。
その時ふと後ろを見回すと、りっぱないっけんの西洋作りの家がありました。
そして玄関には、RESTAURANT 「西洋料理店」WOLF HOUSE 「狼軒」
という札が出ていました。
「おや、こんな所におかしいね。しかし、とにかくなにか食事ができるんだろう?」
「もちろんできるさ。かんばんにそう書いてあるじゃないか。」
「入ろうじゃないか。僕はもう何か食べたくてたおれそうなんだ。」
二人は玄関に立ちました。
玄関は白いレンガでくんで、実にりっぱなもんです。
そしてガラスの開き戸がたって、そこに金文字でこう書いてありました。
「どなたもどうかお入りください。けっしてごえんりょはありません。」
二人はそこで、ひどくよろこんで言いました。
「こいつはどうだ、やっぱり世の中はうまくできてるねえ、きょう一日たいへんだったけれど、
こんどはこんないいこともある。この家は料理店だけれどもタダでごちそうするんだぜ。」
二人は戸を押して、中へ入りました。そのガラス戸のうらがわには、金文字でこう書いてありました。
「塩はどこから取れるんですか?」
二人はすこし考えてどうじに「海!」と答えました。
そのあと、むこうのほうでがたがたと音がして戸が開きました。
二人は次の部屋に入って行きました。
すると、おばあちゃんがベッドに横たわっていました。
一人が聞きました。「何でそんなに目が大きいの?」すると「それはおまえの顔を見るためだよ。」と、おばあちゃ
んが言いました。そのあと、もう一人が聞きました。「何でそんなに口が大きいの?」
しばらくするとおばあちゃんはベッドから消えていて二人が後ろを見たら、怖ろしいおおかみの姿が見えたのです。
おおかみは答えました「それはおまえたちを食べるためさ!!」。
「おしまい」
作:ぱたーと「宮沢賢治」
二人の若い紳士がすっかりイギリスの兵隊の形をして、ぴかぴかする鉄砲をかついで
白熊のような犬を二匹つれてだいぶ山奥の、木の葉のかさかさした所をこんな事を言いながら、
歩いておりました。
「つかれた・・・」(T_T)
「家に戻ってトマトスパゲッティー食べたい。」(^o^)丿
それはだいぶの山奥でした。
案内してきた専門の鉄砲打ちも、ちょっとまごついて、どこかへ行ってしまったくらいの山奥でした。
それに、あんまり山がものすごいので、その白熊のような犬が、二匹一緒に目まいをおこして、
しばらくうなって、それからあわをはいて死んでしまいました。
「実に僕は、二千四百円の損害だ。」と一人の紳士がその犬のまぶたを、ちょっと返して見て言いました。
「僕は二千八百円の損害だ。」と、もう一人がくやしそうに、頭をまげて言いました。
「僕はもう戻ろうと思う。」 「さあ、僕もちょうど寒くはなったし腹は空いて来たし戻ろうと思う。」
「そいじゃ、これで切り上げよう。なあに帰りがけに、昨日の宿屋で、山鳥を十円も買って帰ればいい。」
「兎も出ていたねえ。そうすればけっきょくおんなじこった。では帰ろうじゃないか。」
ところがどうもこまったことは、どっちへ行けば戻れるのか、一こうけんとうが付かなくなっていました。
「どうも腹がすいた。さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。」
「僕もそうだ。もうあんまり歩きたくないな。」
「歩きたくないよ。ああこまったなあ、何か食べたいなあ。」
「食べたいもんだなあ。」
二人の紳士は、こんな事を言いました。
その時ふと後ろを見回すと、りっぱないっけんの西洋作りの家がありました。
そして玄関には、RESTAURANT 「西洋料理店」WOLF HOUSE 「狼軒」
という札が出ていました。
「おや、こんな所におかしいね。しかし、とにかくなにか食事ができるんだろう?」
「もちろんできるさ。かんばんにそう書いてあるじゃないか。」
「入ろうじゃないか。僕はもう何か食べたくてたおれそうなんだ。」
二人は玄関に立ちました。
玄関は白いレンガでくんで、実にりっぱなもんです。
そしてガラスの開き戸がたって、そこに金文字でこう書いてありました。
「どなたもどうかお入りください。けっしてごえんりょはありません。」
二人はそこで、ひどくよろこんで言いました。
「こいつはどうだ、やっぱり世の中はうまくできてるねえ、きょう一日たいへんだったけれど、
こんどはこんないいこともある。この家は料理店だけれどもタダでごちそうするんだぜ。」
二人は戸を押して、中へ入りました。そのガラス戸のうらがわには、金文字でこう書いてありました。
「塩はどこから取れるんですか?」
二人はすこし考えてどうじに「海!」と答えました。
そのあと、むこうのほうでがたがたと音がして戸が開きました。
二人は次の部屋に入って行きました。
すると、おばあちゃんがベッドに横たわっていました。
一人が聞きました。「何でそんなに目が大きいの?」すると「それはおまえの顔を見るためだよ。」と、おばあちゃ
んが言いました。そのあと、もう一人が聞きました。「何でそんなに口が大きいの?」
しばらくするとおばあちゃんはベッドから消えていて二人が後ろを見たら、怖ろしいおおかみの姿が見えたのです。
おおかみは答えました「それはおまえたちを食べるためさ!!」。
「おしまい」
作:ぱたーと「宮沢賢治」